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日本語は外国人だけが学ぶものではない、そうだ。 [新聞記事]

こんな新聞記事を発見しました。

要約すると・・・・
大学1年生の日本語力が不足していて、論文にも絵文字や「っていうか」「マギャク」などの言葉が使われるようになったため、教員たちが悲鳴をあげ、その対策として日本人の大学生にも「日本語」を必修にしたということだ。
2011年1月15日付 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20110115-OYT8T00174.htm)に書いてありました。

いやはや。


てか、真逆って俗語なんだね。(←日本語教師として・・・)


しかも、この大学は都内の女子大ですよ。
私の中ではお嬢様校というイメージがあったので、ちょっと驚きです。
名誉を損ねるようなことを記事にしてしまっていいのだろうか、とまで思いました。

うちの学校にある教材の中にも「大学生のための日本語」というようなものがいくつかあるんですが、
実は日本人向けのものもけっこうあるんです。

私が大学生のときはどうやってレポートを書いていたのだろう。
書き方なんて誰も教えてくれなくて、(もしかしたら教えていたのかもしれない)
自分で適当に書いていた。(だから成績が悪かったのかもしれない)
でもレポートにたとえば「超~」とか「~ですけど」なんて書いちゃいけないことぐらい知ってた。
大学に入る以前から、テストにも書かないし、作文にも書かないわ!

もしかしたら、私が学生の頃から問題になっていたのかもしれないけど、ちょっと今回の内容はレベルが低すぎやしませんか?

大学での教育ではなく、小学校、中学校、高校からカリキュラムを見直すべきではなかろうか。
詳しくないから触れないけど。


今、私が実際に留学生に指導していて思うことは、私が子どものときは誰も夏休みの自由研究のやり方も
読書感想文の書き方も教えてくれなかったなあということ。
教えてくれないで、どうやってやるの??
大体、それらの課題は返却すらされなかったけど、フィードバックもされなかったら、よりよいものなんて作り出せるはずがないじゃない。
そういうものなの?

教育って何なんだろうと改めて考えさせられました。


日本語教師に必要なことは [雑記]

日本語教師に必要なことは色々あるんだけど・・・・

「体調管理」これは欠かせない。
私が休んだら、誰かが代わりに授業をしなくてはならないから。
授業の準備のことを考えると、急遽、代講というのがどれだけ大変なことか・・・
だから、いくら体の調子が悪くても、休めない。
でも、調子の悪い状態ではベストな授業はできないから、やっぱり調子が悪くならないようにしなきゃ。
もう若さだけでは乗り切れなくなっていると思うので、ちゃんと体調管理します。

だけど、私は、こういうの大っきらい。
体調が悪くても休めない職場ってなんなの?って思う。
人間ってなんなの?
人生ってなんなの?
って。

だから、みんながもうちょっと肩の力を抜いてくれれば、私も抜けるのになあって、
思ってしまいます。

もし、私が社長になったら、「休める」環境を作りたいです。

授業を有意義な時間にするためには [日々、感じたこと]



授業時間というのは1日の生活の中で考えると非常に短い。
しかし、その短い時間が有意義になるかどうかは教師と学生次第。
教師だけ意識してもだめだし、学生だけ意識してもだめ(←当たり前だが)


今日、改めて気がつかされたことは「優先順位をつける」ということ。


教えたいことは山のようにある。
知りたいこともそうだろう。

だけど、今、ここで、教えなければならないこと、知ってほしいこと、というのが必ずあるはずだ。
(学生側からしてみれば、知りたいこと、必要なこと)


それをはっきりさせておかなければ、授業が平坦で単調なものになり、結局、今日は何をやったのかな?ということになりかねない。
また、これ、と言った知識やスキルも身につかないだろう。広く浅く、になってしまう。

というわけで、優先順位をつけるために
・指導項目を明らかにする(例:「5課本文」というカリキュラムの中の具体的な項目)
・クラスの目標とその指導項目を照らし合わせ、必要なものを選ぶ
ということをもっと自分が意識していこうと感じた。


当たり前のことで、これまでも何度も思っていたけど、つい忘れてしまう。
明日の授業から、また意識してみよう。

今月のテーマ<CEFRを知る> [評価について]

ある論文を読んだことがきっかけで「CEFR(ヨーロッパ共通参照枠)」について改めて知った。

すでにこの言葉が登場してから、何年も経つがそこは恥を忍んで、勉強しようと思う。

勉強のためのメモ・・・

サイト
http://eng.alc.co.jp/newsbiz/hinata/2007/12/cefr.html(日向清人のビジネス英語雑記帳「CEFR(ヨーロッパ共通参照枠)とは何か」)
http://benesse.jp/berd/berd2010/center_report/global10.html(ベネッセのサイト)


1)翻訳 吉島 茂, 大橋 理枝 (2004.9 ) 「外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠』」朝日出版社
2)マリア・ガブリエラ・シュミット [ほか] 編( 2010.11 )「日本と諸外国の言語教育におけるCan‐Do評価 : ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)の適用 」 朝日出版社,
3)全国日本語教師養成協議会,(2008.5 )「日本におけるこれからの言語政策を考える : CEFRと日本語教育スタンダード : 実施報告書」全国日本語教師養成協議会編集


読めるかな

CEFR(ヨーロッパ共通参照枠)とは [評価について]

数年前に初めてこの言葉を聞いた。

「ヨーロッパ共通参照枠」

そのときは「ふーん」としか思っていなかったが、評価について考えてみると、この言葉はとても大切なんだと最近知った。
(やっぱり、時代の流れについていかないと、いけませんね、どんな職業でも。「同じ」じゃだめなんです。教師も成長しなきゃ。)

でも、あんまり良く分からないので、調べてみよう。

CEFRとはCommon European Framework of Reference for Languages の略です。

(という説明は意味が無い。)

「CEFRとは」で検索すれば、とっても丁寧に説明されたサイトがあるので、それを見ることとする。

CEFRで重要なこと、というか、逆かな。これを重視するためにCEFRというものが考えられた。
それは「その人はその言葉を使って、何ができるのか」ということを「誰にでも」「分かるようにする」ということらしい。
ヨーロッパは統合したので、それぞれの言語のレベルを共通で示す必要があったということだ。
例えば、日本では英検があるけど、外国では英検なんてない。
そうすると英検1級が外国では通用しない。
まあ、一番上の級だと言えばなんとなくレベルは高いんだろうということがわかるが、具体的に「何」ができるかはわからない。
まずどこでも共通に通用する評価。
そして、具体的に何ができるかがわかる評価。
というものを作ろうとして作られたのがCEFRということだ。(合っているのかな)

これは評価される人にも評価を見る人にとっても有効なものだ。
レベルが明確に分かるからだ。しかも評価において互いのギャップを生むことは無い。
明確になっているから。

と言ってもなんか曖昧なこと書いている自分がいるから、もう少しちゃんと勉強しなおさなければだめだ。ということに気がついた。勉強することっていっぱいあるんだね。今月のテーマにしておこう。「CEFRを知る」

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